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住宅ローンは変動金利、当初固定金利、全期間固定金利があり、金銭消費貸借契約を締結される前にどちらかを選択する必要がございます。変動金利が(当初・全期間)固定金利に比べ金利が低く、ご返済期間中に大きな金利の見直しが生じない限り、総返済額は変動金利が低くなります。日本経済新聞によると、令和4年6月時点で変動金利が84%の方に選ばれております。(参照「日本経済新聞/令和4年8月30日/朝刊」)
変動金利の場合は、短期プライムレート(=各金融機関による1年未満の短期貸出最優遇金利)を、固定金利の場合、10年国債の利回りを基準に各金融機関は金利を決定しております。
短期プライムレートの場合、日本銀行がコントロールする政策金利(=日本銀行が各金融機関にお金を貸出金利のこと。一般的に好景気の時に上がり、不景気の時に下がります。)により決定しており、2009年1月9日ないし1月13日より多くの金融機関では1.475%を採用し、1%を上乗せした2.475%にて店頭金利となっております。現在のところ、低金利政策の続行により、変動金利は大きな動きはございませんが、変動金利が上がる兆候として、長期プライムレートや固定金利の動向や、各金融機関が行っているキャンペーンの優遇金利の縮小等もチェックしましょう。
一方で、10年国債の利回りについては、世界の景気変動が連動しており、特に世界経済の中心であるアメリカの影響を大きく受けます。過度なインフレが進行するアメリカの金融政策の煽りを受けて結果として固定金利の上昇につながっております。国債は、仮に大量に発行されると値が下がり、投資家から売却されます。それにより売却時の値と元本との差が大きくなることによる売却時差益、および保有時の利息にて利回りが増加します。
国債の投資と同様、変動金利・固定金利のご選択は「将来を読む」ことになります。今ある情報とご返済計画を考慮した最適なご選択になるようにフォローできればと思います
執筆:藤田不動産株式会社 鮫島