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題 名:超集中で人は変わる
著 者:松葉健司さん
発行所:㈱ベースボール・マガジン社
価 格:1,500円(税別)
著者の松葉健司さんの過去の作品は「フライト・ゲーム」「魔法のランプ」など前向きに
なれる小説を書かれていました。二冊とも読了しましたが、お勧めできる小説でした。
今回の作品は小説ではありませんが、自己啓発にはぴったりの一冊です。
まず、「なるほどなあ」と思ったのは、「返報性の原理」です。人は相手が求めてくれる
ことをやってあげたら、こちらが求めることをやってくれます。して欲しかったら先に
してあげる。これが一番だと書かれていましたが、確かにその通りです。私自身も誰かに
「こうしてくれたら嬉しいなあ」と思うことをやってもらったら、かなりテンションが
上がります。意欲を上げたかったら、感情を上げることに努める、とても理解しやすい
言葉でした。
好きなことを伸ばした結果、それ以外のことも伸びていく「長所進展法」も腑に落ちま
した。したいことや得意なことをトコトンさせてあげる。そうすることによって、自分
を制御していたストッパーを外すので、驚くくらい伸びていくそうです。その結果、
自然に苦手なことや嫌なことにまでトライするようになるそうです。
後半では指導者の条件として、本気度を示す、まず同調する、目指すべき方向に指を
さす、言い訳しない、出来ない理由を考えない、自ら勉強するなど17もの項目を掲げ
深掘りされていました。かなり勉強になりました。
リーダーはもちろんのこと、子育て中に親御さんには特にお勧めします。部下やお子
さんの人生が変わるかもしれない一冊です。