狛江の地で63年営業しています。小田急線、狛江市、調布市近辺の不動産の売買・賃貸の事なら、狛江の地を知り尽くした藤田不動産株式会社にお任せ下さい。
9月下旬に杉並区の住宅街で発生した木造二階建の住宅が突然倒壊したニュースはご存じの方も多いと思います。杉並区といえども擁壁があり、家屋の土台を支える高さ4~5mほどの擁壁が崩れました。幸いお怪我をされた方はいなかったものの、瓦礫が隣接しているマンションや道路に流れ込んでしまいました。杉並区は1984年には擁壁に亀裂があることを把握しており、過去11回にわたって土地所有者に改善を求めていたものの、実施されなかったそうです。同じような事故は実は全国各地で起きています。
一般的なコンクリートでできている擁壁の寿命は30~50年程度と言われています。高度成長期に大都市圏で造られた擁壁を中心に、全国で100万~300万箇所が老朽化しているという試算もあります。
当社がある狛江市は、ほとんどが平坦地で擁壁のある土地は数えるほどです。狛江で31年不動産仲介のお仕事をしておりますが、擁壁がある物件を取り扱ったことがないほど、狛江が平坦地であることが分かります。世田谷区には国分寺崖線があり、川崎市多摩区では生田辺りから傾斜地が広がっていきます。
丘陵地や傾斜地がある地域では、今では電動機付自転車という立派な乗り物があるとはいえ、やはりかなり生活の負担があります。そして何よりも今回のケースのようにしっかりと管理していないと、擁壁が崩れてしまうだけではなく、その上に建っている建物も崩壊してしまい、近隣にご迷惑をかけてしまいます。擁壁がある地域のために国土交通省は「擁壁チェックシート」を作成していますのでご参考になさってください。そしてなによりほとんど擁壁の無い安心安全な狛江地区の不動産をお勧めします。
