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題 名:友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の約束」
著 者:山中伸弥さん 平尾誠二さん、惠子さん
発行所:株式会社講談社
価 格:750円+税
私は高校時代にラグビーをやっていて、その当時から平尾誠二さんはスーパースターでした。平尾さんの癌闘病生活を支え続けたのは、ノーベル賞科学者で医師の山中伸弥さん。「自分の全力をかけます。この僕の言うことを聞いてください」「僕は山中先生を信じると決めたんや」。そんな二人の友情を13か月の壮絶な戦いを山中先生と平尾さんの奥様である惠子さんが振り返る一冊です。
チームワークという言葉の概念を日本人に聞くと、だいたいの人は「助け合い」と回答するが、一番素晴らしいチームワークとは「個人が責任を果たすこと」だと平尾さんは説いています。さらに「助けられている奴がいるようなチームでは勝てない。助けられている奴がいるってことは、助けている奴がいる。強いチームには助けたり助けられたりしている奴は一人もいない。どの選手もプロフェッショナルとしての意識が非常に高くて、出来なかったらそのことに対して最大限の努力をしていく。それが一人一人の選手が持たなきゃいけないチームワークとしての姿勢である」と書かれていました。厳しいようですがまさに大人のチームですね。もちろん助け合うのは当たり前ですが、究極は各自がスキルアップをしてプロとしての行動をすることですね。
その他、叱るときの四つの心得として、プレーは叱っても人格は責めない。後で必ずフォローする。他人と比較しない。長時間叱らないと書かれていました。仕事をしていくうえで、子どもたちと接していくうえで気を付けたい言葉だと感じました。とても読みやすく平尾さんのことをますます好きになる一冊です。お勧めします。