多摩川住宅の給水塔

狛江市と調布市にまたがる多摩川住宅、1968年に東京都住宅供給公社（ＪＫＫ東京）が建設しました。敷地面積は約334,000㎡に88棟約3,900戸の住宅があります。敷地内に店舗やスポーツ施設、小・中学校まで備えた当時最先端のモデル住宅で、皇太子時代の上皇さまが見学にいらしたこともある場所です。こちらにある5基の給水塔はは知る人ぞ知る「給水塔界の整地」なんだそうです（私は知りませんでした）。高さは約40ⅿで半世紀にわたり団地内に水を供給してきました。多摩川住宅の給水塔は都内にしかない形をしているそうで一つの団地に全国最多の5基が並んでいました。

 

人気ロックバンドのプロモーションビデオにも給水塔が登場しているそうです（ちなみに私の大好きな桑田佳祐さんの「明日晴れるかな」の曲にも多摩川住宅や伊豆美神社が映っています）。

 

多摩川住宅の建て替えにより分譲エリアの3基（賃貸エリアに2基）のうち1基が昨年すでに撤去され、残る2基も将来的に撤去される可能性があります。なくなる前に迫力のある給水塔をご覧になってみませんか？

 

（今回のブログは2023年11月8日発行の読売新聞の記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。）