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題 名:人生がさらに面白くなる60歳からの実語教/童子教
著 者:齋藤孝さん
発行所:致知出版社
価 格:2,200円+税
「実語教」とは江戸時代、寺子屋の教科書として広く使われていたそうです。学問をすることによって智恵を身につけ、人間性を向上させ、世のため人のために貢献できる人になることの重要性を説いています。「童子教」とは明治時代初期まで広く使われた子どものための教訓書。仏教の教えを中心に「論語」などの言葉を引用しながら、礼儀作法、言葉の使い方、父母への孝養といった生きるために基本的な考えをまとめたものです。「月刊致知」という雑誌を毎月拝読しているのですが、こちらの書籍に広告が出ていたので購入しました。
気づきがたくさん詰まった一冊ですが、特に腑に落ちた個所は「己が身を達せんと欲する者は、先ず他人を達せしめよ。他人の愁いを見ては、即ち自ら共に患うべし。他人の喜びを聞いては、即ち自ら共に悦ぶべし(自分が成功したいと思うのなら、まず他人が成功するように助けてあげなさい。他人が悲しんでいるのを見たら、自分も一緒に悲しんであげなさい。他人が喜んでいるのを聞いたら、自分も一緒に喜んであげなさい)」の一文です。著者の齋藤孝さんはうまくいった人に拍手をすることを勧めています。いいアイデアを出した人に拍手をして笑顔で褒め称えるとその場が一気に盛り上がります。特に60歳以降の男性は普通にしていても不機嫌に見えることがあるそうですので(そんなことは無いと思いますが)、積極的に「いいね、いいね」といって拍手するようにすると「上機嫌」に見えるそうですし、自分自身も晴れ晴れとした気分になると説いています。私にはちょっと難しい一冊でしたが、60歳代の方には特にお勧めいたします。
