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題 名:三流シェフ
著 者:三國清三さん
発行所:株式会社幻冬舎
価 格:670円+税
著者は、あの世界の料理人である三國清三さん。もちろん「三流シェフ」ではなく、「超一流シェフ」の三國さん。北海道の増毛町生まれ、小学校の頃から漁師だった父親の手伝いをして、採れたての魚介類や畑でとれた野菜を食べてきた経験が三國シェフの料理人の原点になっています。中学を卒業後、住み込みで働きながら料理専門夜間学校に通い、住み込み先で食べたハンバーグに感動する。今まで食べた肉と言えばジンギスカンだけでひき肉やドミグラスソースのことなんで知らなかった三國さん、このときに「日本一のハンバーグを作る」とこころざし、料理人の道に進むことになります。
本来は高卒以上の学歴が無いと札幌グランドホテルでは働けないところ、自分で奇跡を起こし働けるようになる。とにかく真剣に仕事をしながら、余った時間で誰もやりたくない洗い場で、食器や鍋を洗いピカピカに仕上げる。メインダイニングの厨房に配属になったものの、与えられた仕事は山のようなジャガイモや玉ねぎの皮を剥き、野菜を洗い、食材を選び、汚れた鍋やフライパンを洗い、調理台を磨き、床を掃除する毎日。
その後、帝国ホテルで働き、ひょんなことからジュネーブで大使の料理人となり、もちろん誰もがマネを出来ないような努力や経験を積んで超一流にシェフになっていく人生をまとめ上げています。
マネのできないような努力を続けていると必ず道は開けていきます。「三流シェフ」はどなたにもお勧めですが、特に10代や20代の若い方に手に取っていただきたい一冊です。素晴らしい人生が広がっていく、感動の書籍です。もちろん私もまだまだ頑張ります。
