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題 名:信じ切る力
著 者:栗山英樹監督
発行所:株式会社講談社
価 格:1,600円+税
皆さんご存じのとおり2023年3月のWBC、決勝戦でアメリカを破り世界一に導いた日本代表の監督が書いた一冊です。栗山監督は東京学芸大学を経てドラフト外(今ではドラフト外はありません)でヤクルトスワローズに入団。ゴールデングラブ賞などを獲得していますが、選手としてはそれほど活躍をしていませんでした。コーチの経験もなく、いきなり北海道日本ハムファイターズの監督になり、チームを日本一に導いた後、日本代表の監督に就任されています。
「信じる」と「信じ切る」は「なりたい」と「なる」の違いに似ているかもしれないと著者は説いています。「なりたい」ではなく「なる」とイメージをしたら、普段の練習が変わり、毎日が変わってくる。そうならなければいけないわけですから、最低限これだけはやっておかないといけないな、となる。「なる」選手は、これだけは絶対にやる、というものを持っているそうです。
大谷翔平選手は「今のためではなく、将来こういうプレーヤーになるために、今やっておかなければならないことをやる」。こんな発想をする選手は見たことが無いとトレーナーさんが言ったそうです。いかにも大谷選手らしいですね。
そして栗山監督はとにかく読書家なんだそうです。「移動中も寝ている監督を見たことがなく、いつも本を読んでいた」とコーチが語っているテレビを見たことがあります。本書にも栗山監督が今まで読んでこられた書籍が紹介されていましたので私も読んでみようと思いました。
「信じる」の先にある「信じ切る」とても深い言葉だと思いました。プロ野球選手とのお話ですが、普通の仕事や親子関係でも通じる言葉です。是非お勧めしたい一冊です。