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題 名:渋沢栄一 運命を切り拓く言葉
著 者:渋沢栄一さん
解 説 池田光さん
発行所:株式会社清談社Publico
価 格:1,500円+税
皆さんもご存じの新一万円札の顔である渋沢栄一さんが書かれてきたことに対し、池田光さんが解説をした一冊です。
渋沢栄一さんが掲げてきた「成功哲学」は自分さえよければいいという利己的なものではありません。WBCでチームを優勝へと導いた栗山英樹監督は、日本ハムファイターズ監督時代から選手を育てるのに、渋沢栄一さんが書かれた「論語と算盤」を用いたのは有名なお話です。大谷翔平選手にも本書を手渡したそうです。この社会を更によくしたいと考え、本物の「成功哲学」を模索する人なら、「日本資本主義の父」である渋沢栄一さんから学ぶことが欠かせないと思います。
本書にあった「余あるを持って人を救わば、終に人を救うの日なし。暇あるを待って書を読まば、必ず書を読むの時なし」は特に感銘を受けた言葉でした。要約すると「余裕ができたら人を救済しようとしても、結局そのような日は来ない。暇ができたら書物を読もうとしても、きっと書物を読むときは来ないであろう」。金銭的な余裕ができたら、暇な時間ができたらと先延ばしをしているうちは何事も成し遂げることができません。今の自分にできる範囲でまずは人助けをする。電車移動中の10分でもいいから本を読んだりして無駄にしないように心がけたいものです。
ほかにも「日常の心がけに『真の成功』への道がある」、「目は大局を見据え、手は小事を積みあげる」、「社会に生かされていると悟って恩返しをする」など腑に落ちる言葉が数多く詰まった一冊。人間関係を円滑にしたい人、しっかりとした目標を定めたい人には絶対おすすめします!