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題 名:仕事は君を幸せにする
著 者:浜口隆則さん
発行所:きず出版
価 格:1,600円+税
浜口隆則さんの書籍は過去に数冊読んだことがありますが、今回の「仕事は君を幸せにする」も素晴らしい良書でした。
本書に書かれていて、私自身も今まで気にしてきたことに「恩を送る(贈る)」という考え方があります。恩を受けた方に直接お返しする「恩返し」ももちろん大切ですが、親や大先輩からいただいた恩はなかなかお返しすることができないものです。しかしながらいただいた恩を自分の子どもや後輩に「送る」という考え方を私も今まで大切にしてきました。「恩送り」のいいところは恩返しの場合は1対1の関係ですが、恩送りは子供から孫、そしてひ孫…、後輩に送っていくとずーっと続いていくという流れが生まれます。本書では、いずれにしてもお世話になりっぱなしではいけません。社会のどこかにこれまで利用させてもらった価値を、自らの力で返していく覚悟が必要です。それができて初めて、一人の社会人になったのだ。社会に出るまで、一体どれほど家族や社会からお世話になってきたのでしょうか? その恩に報いるには一日も早く、仕事を通して社会に価値を提供できる社会人になることですと書かれています。まさにその通りですね。
そして仕事を真剣にやっているだけで社会貢献になる。生み出した価値を受け取るお客様を幸せにしています。「ありがとう」と感謝されてお金までいただける。そんな活動は他にないですよ。と書かれていました。苦労した仕事ほど、最後に感謝されたときは本当に嬉しいものです。
「20代のうちに知っておきたい」と本書の帯に書かれていますが、20代の方はもちろん、どんな年代の方にも参考になるお勧めの一冊です。