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題 名:幸運の教科書
著 者:武田双雲さん
発行所:株式会社三笠書房
価 格:850円+税
本書を読んでズバリ感動したことは「1.01理論」です。毎日ほんの少しでいいからポジティブになるための変化をする、たった1パーセント。今が1だとしたら今日ちょっとだけ頑張って1.01。二日目、これにまた1.01を掛けると1.02。三日目も同じように1.01を掛けると1.03。これくらいでは微々たる変化ですが、これを100日続けると約2.7。一年後365日続けたらなんと37.7という数字になります。これと逆に毎日0.99を掛けていくと一年後には0.03。その差は約1,260倍にもなってしまいます。ほんのちょっとしたことでも、毎日続けていくとやがて大きな変化につながっていきます。
また、「雨」に関する考え方も腑に落ちました。著者は子どもの頃から雨が大好きだったそうですが、天気予報では「今日はあいにくの雨で・・・」と聞いてとても不思議に思ったそうです。当然ながら「あいにく」とは都合が悪いとか残念ながらという意味で使われています。しかしながら全く雨が降らなければ困りますし、「恵みの雨」という言葉もあるくらいです。赤ちゃんはあいにくの雨とは考えません。生まれてから成長の過程で刷り込まれてきた言葉が「あいにくの雨」。つまりどんなことでもポジティブ思考で、物事に貼った良し悪しのレッテルをはがすだけでも心は軽くなり、幸福感は変わってくると説かれています。まったくその通りですね。
著者はサラリーマンの時代にある女性社員の名前を代筆したところ、その筆跡を見て「今まで自分の名前が嫌いだったけど初めて好きになった」と言われ書道家になった方です。とてもインパクトのある書体だったんだと思います。感動の一冊、お勧めします。