地震保険について

元旦に発生した能登半島地震、被害に遭われた方には心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。今年に入り地震保険について何組かのお客様からご相談がありましたので、今月は地震保険について掘り下げてみようと思います。

 

地震大国であるわが日本。地震保険は、地震や噴火、これらによる津波を原因とする建物と家財の損害を補償する保険です。建築技術の進歩によって、耐震構造や免震構造といった地震対策を施した建物が増えており、地震保険の必要性を感じていない人が増えているようですが、地震による揺れを軽減できたとしても、地震が起因する火災で損害を受けた場合、火災保険で賄うことが原則できません。地震保険に加入していないと保証されません。

 

地震保険は単独で加入することはできません。火災保険とセットで加入する必要があります。現在火災保険に加入している方も途中から地震保険に加入することも可能です。

 

また、地震保険は損害のすべてを保証する仕組みではありません。保険金額は、建物と家財ごとに火災保険の30～50％の範囲内で設定します。そして建物は5,000万円、家財は1,000万円が限度となります（一部の保険会社では最大100％の保証額に変更できます）。なお、火災保険金額はどの保険会社も同一です。

 

一般的には「住宅ローンの残債が多い方」「貯蓄が少ない方」には地震保険をお勧めしています。火災保険を利用している約70％の方が地震保険にも加入しているそうです。火災保険や地震保険のことでお困りごとがございましたら、知り合いの優秀な保険会社の方をご紹介いたします。お気軽にご相談ください。