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不動産売買におけるインスペクションとは、「建物の検査や点検を行うこと」を意味しています。
中古不動産売買で一般的に行われるインスペクションは「建物状況調査」のことで、2018年4月施行の宅建業法改正で国が定めた建物の調査のことであり、建築士が実施します。欧米では70~90%の取引で実施されているようですが、日本ではおそらく10%前後ではないかと思われます。欧米では中古住宅の流通が当たり前ですが、日本は新築志向、売主様がやりたがらない(そもそも知らない)、宅建業者が勧めないなどの理由が挙げられます。
宅建業法が改正され重要事項説明の際、建物状況調査(インスペクション)の実施の有無を記載する項目がありますが、実施をしなければいけないわけではありません。費用も50,000円程度かかりますので売主様がやりたがらないこともありますが、我々宅建業者にも責任があると思います。多くの宅建業者は売主様にインスペクションの良さをお伝えしていないようです。
インスペクションのメリットは、お引き渡し後のトラブル発生リスクの軽減が挙げられます。不具合や修繕が必要な個所を把握しておけば買主様は安心してご購入することができますし、ご購入後のコスト管理がしやすくなります。検査に適合し瑕疵保険に加入して保証料を支払うことによって最長5年間、1,000万円の保証が得られます。一般的には中古住宅の場合、売主様の責任期間は2~3か月程度ですが、保険に加入できれば安心ですよね。
売主様の立場から考えれば、ここが壊れている、サッシまわりに雨染みがあるなどの結果に気分を悪くする方もいらっしゃいますが、後々のトラブルを防ぐためにも、これからの中古住宅の取引ではインスペクションをお勧めします。