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題 名:仙台育英 日本一からの招待
著 者:須江 航さん
発行所:株式会社カンゼン
価 格:1,700円+税
著者の須江航さんは仙台育英学園高校の教諭で硬式野球部の監督。昨年の夏の甲子園で東北勢初の日本一に導いた監督で「青春は密」という心に残る言葉を発せられた方です。今年の夏は準優勝でしたが、「人生は敗者復活戦」とやはり心に響く言葉を残されています。須江さんの言葉の力を勉強したくて手に取った一冊ですが、素晴らしかったので今月はこの一冊をお勧めします。
本書には「『人生は敗者復活戦』です。勝ちっぱなしの人生もなければ負けっぱなしの人生もありません。ただし、負けたこと、うまくいかなかったことに真摯に向き合わない限り、敗者復活戦を勝ち抜くことはできません。負けから何を学び、どう生かしていくか、それが人生を決めるとさえ思っています」と書かれています。
確かに私も今までの人生を振り返ってみると、小学6年生のとき狛江市の夏の野球大会で負けたり、高校時代のラグビーの試合で負けたり、受験に失敗したり、失恋したり、かなりの負けを経験してきました。勝ちから学ぶことももちろんありますが、負けからの方が学ぶことが多いと思います。負けから何を学ぶか、その繰り返しでしか人は成長していかないと思います。あの時の須江監督の「人生は敗者復活戦」とはそのような背景があったと実感しました。
その他「野球と思うな、人生と思え」、「準備に勝るものなし」など腑に落ちる言葉が随所に溢れています。本書の他に須江監督の著書で「伝わる言葉。失敗から学んだ言葉たち」も良かったです。
子育てをしている方はもちろんのこと、部下を持つ上司の方、心に響く言葉を伝えたい方には特におすすめいたします。二冊ともかなり良かったです。