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題 名:おあとがよろしいようで
著 者:喜多川泰さん
発行所:株式会社幻冬舎
価 格:1,600円+税
私の大好きな作家、喜多川泰さんの最新刊です。喜多川さんは2005年に「賢者の書」で作家デビューされてから今までにおそらく20冊以上の小説を書かれていますが、すべて拝読しています。一言で表現すると「究極の自己啓発の小説」です。そしていつものことですが、読了後とても感動し、心が洗われて「よし、明日からも笑顔で頑張ろう」という気持ちにさせてくれる一冊です。
夢もお金もない群馬から上京したての大学生 門田暖平。落語研究会の忽那部長から「必要なのは扇子一本。あとは座布団さえあればどこでもできる」の言葉に背中を押され落研に入部し、人生が大きく動き出す。
本書を読んで忽那部長の「今のお前はこれまで出会ったすべてだ。でも、未来のお前はこれから出会うすべてだ。それを教えてやりたかった。未来の自分に世界ってこんなにすごいんだぜ。こんなに素晴らしい人がいるんだぜ。こんなすごいことがあるんだぜ」といった言葉が凄く腑に落ちました。
暖平と父との関係にも涙が出ました。とにかく喜多川泰さんの小説は凄いんです。出会った人で自分はできていることは実感していますが、それと同じように出会った書籍で今の私はできていると思います。
究極の自己啓発の小説、中高生の方には一番お勧めしますが、子育てをされている方、お仕事をされている方にもお勧めできる一冊です。私が書いたわけではありませんが、どなたにも感動していただける自信があります。明日が来るのが楽しみになるくらい準備をしたくなります。本を読むとき気になる点があれば付箋を張り付けるのですが、小説なのに今回も付箋だらけになってしまいました。