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題 名:仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ
著 者:川上徹也さん
発行所:株式会社幻冬舎
価 格:1,600円+税
著者の川上徹也さんは大阪市出身のコピーライター。広告代理店勤務を経て独立。ビジネス書を中心に作家として活動をされていますが、書店好きとして知られ、全国の書店を取材して書籍も出版されています。
本書は兵庫県尼崎市に実在する小林書店とその店主である小林由美子さんをモデルにした小説です。主人公は、出版社と書店の間をつなぐ「出版取次会社」の新人営業ウーマン。彼女が小林さんと出会うことで成長していく物語です。
以前から小林書店さんのことは知っておりましたが、この小説は凄いです。小林さんの言葉にとても感動します。私は気に入った個所に付箋を貼りながら本を読み、読了後付箋の箇所をもう一度見返すのですが、付箋だらけになるほどの感動する一冊でした。
「仕事のことでも会社のことでも周りの人のことでも、ひとつずつでもええから、ええところを探して好きになってみ。そしたら自然ともっと知りたくなってくるもんや」、「仕事に対する責任感と信用」、「誰も見ていないのに玄関先に本を届けた際に頭を下げるご主人の話」、特に出版取次会社の部長が転勤し、書店にご挨拶に行った箇所は、ドトールさんで読んでいるのに号泣してしまいました。
私は月に4冊ほど、年間50冊程度の本を読んでいますが、この書籍は今年読んだ本のなかでベスト5に入る良書です。私のように小さな会社を経営している方はもちろん、人間関係をさらに楽しくしていきたい人には絶対お勧めします。間違いない一冊です。なんとか時間を作って、年内に小林書店さんに行ってみたくなりました。