狛江の地で63年営業しています。小田急線、狛江市、調布市近辺の不動産の売買・賃貸の事なら、狛江の地を知り尽くした藤田不動産株式会社にお任せ下さい。
題 名:おかげさまで生きる
著 者:矢作直樹さん
発行所:株式会社幻冬舎
価 格:500円+税
著者の矢作直樹さんは1956年、神奈川県生まれ。金沢大学医学部を卒業され、現在は東京大学名誉教授の方です。
「自分の人生を全うすること」本書の前書きにはこのように書かれていました。それはすなわち自分を知ること。お天道様に恥じない生き方とは? あなたの胸の内にもお天道様はいる。誰も見ていなくても、恥じない生き方をする。最近はあまり聞かなくなりましたが、私は母から「お天道様が見ているよ」とよく言われて育ちました。お天道様はすべてをお見通しなのだから、誰も見ていないからといってズルや不正はしないと子どものころ母によく言われた言葉です。
そして本書では、「人生はギブ・アンド・テイクではなく、ギブ・アンド・ギブ」とも書かれていました。見返りを求めることなく与えると、いつしか全く別のところから自分のもとへギフトが届くそうです。私ももうすぐ60歳、とても理解できます。テイクを期待せずにギブを続けていきたいですね。
私の好きな「江戸しぐさ」についてのくだりもありました。雨降り時にお互いぶつからないように配慮する「傘かしげ」、歩いているときの「肩引き」、混んでいる席を詰め合う「こぶし腰浮かせ」など日本人が最も大切にしてきた歴史的な習慣をこれからも持ち続けていきたいです。
最後に「会社の利益は経営者の下で従業員が働いて数字を作ることで生まれますが、会社の利益で一番大切なものは従業員の成長である」と書かれていてとても納得しました。これからも失敗を恐れず、スタッフと共に日々成長していきたいです。
とても読みやすい一冊です。お勧めします。