狛江の地で63年営業しています。小田急線、狛江市、調布市近辺の不動産の売買・賃貸の事なら、狛江の地を知り尽くした藤田不動産株式会社にお任せ下さい。
昨日、お陰様で62歳になりました。私ではなく藤田不動産のお誕生日です。私は59歳ですので当たり前ですが、創業者ではありません。祖父の藤田富平が62年前、68歳のときに創業しました。私が入社したのは平成6年5月です。あれから早くも29年、平成12年9月に父が他界し、社長業をやるようになって23年。本当に「あっ」という間でした。弊社のホームページや会社案内には以下のように書かれています。毎年このブログに記していますが、初心を忘れない意味でも、今年も書かせていただきます。
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藤田不動産は昭和36年7月、当時68歳の祖父 藤田富平が住んだことも無く、知り合いもいない、この狛江の地に起業したことから出発しました。以来約60年間、祖父から私の父 藤田博、そして私、藤田克彦へと引き継いでいます。祖父、藤田富平は全くの異業種からの転身でした。転身のきっかけは祖父が不動産取引で騙されたことによります。戦後、苦労して吉祥寺に100坪の土地を手に入れた祖父ですが、それを騙し取られてしまいました。不動産取引はそれを事業としている人は別ですが、多くの人が一生の内に何度も経験するものではありません。身内や親しい人に不動産業者がいれば別ですが、多くの人にとって、不動産業者とは一期一会の関係になります。その関係の中で、大切な財産を預けなくてはならないのです。
多くの業者が真面目に商売をされています。ですが希に祖父のように騙されることもあるのです。そこで祖父は自分と同じような思いをさせたくないという気持ちから、不動産業を興したのでした。一期一会になりがちな不動産業だからこそ、生涯に渡って、不動産に関するありとあらゆる悩みを相談して戴ける、そんな不動産屋さんになりたい、という思いです。この精神は二代目の藤田博にも受け継がれ、私も幼少の頃から、「不動産屋になるんだったら利より信、売買の前に相談される不動産屋になれ」と教えられてきました。私は微力です。
しかし、この創業の地である狛江という地域においては、「不動産取引の一隅を照らす存在」でありたいと思います。住まい、建築、土地、遺産継承など不動産に関する悩みは何でもご相談ください。三代に渡って引き継がれた精神とノウハウそして「お客様を自分の友達のように思いたい」という心で持って、誠心誠意対応したいと思います。その結果、「地域一番の取扱件数」となり、「地域一番のお客様満足度」を得ることができれば、祖父 藤田富平も父 藤田博も「良くやった」と褒めてくれると思います。それを信じて、今日も頑張ります。
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62年前の68歳ですから相当のお年寄りのはずです。祖父がそのような想いで全くの異業種から、そして当時は吉祥寺に住んでいたようですので、縁もゆかりもないここ「狛江」で不動産の仕事を始めたわけですから、大変だったことは容易に想像できます。父も商社に勤めていたそうですが、しばらくして祖父と一緒に仕事をするようになり、そして私が父と仕事をして、その父も他界し現在に至っています。父からは「最初の頃は他所から狛江に来たので、いろいろと大変だった」と聞かされました。
もちろんその間に弊社で働いてくれたスタッフがいたこと、そして何よりも数多くのお客様が弊社を選んでくださったこと、地域の方々にお世話になりながら、現在の藤田不動産があるわけです。地域社会に恩返しができるよう、様々な機会で地域と関わってきていますし、これからも狛江という地域を心より大切にしながら、愛情をもって愚直に仕事に取り組んで参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
62年間、本当にありがとうございました。そしてこれからも藤田不動産をどうぞよろしくお願い申し上げます。父からバトンを受け継いで本当に良かったです。地域では様々なお役もいただいています。最近、ますます狛江で仕事をしているのが楽しくなりました。長文にお付き合いくださって、ありがとうございました。