ミックスという選択肢もあります

不動産をご購入される方のほとんどが住宅ローンを利用されます。最近若干ですが金利が上昇し、今後の更なる金利上昇を気にしている方が増えているため、住宅ローンの金利への注目度が高まっています。メガバンクさんがいいのか、いつでも手続きができるネット銀行さんがいいのか、私が不動産業界に入った35年以上前の住宅ローンは基本的にどこの金融機関さんでも金利は同一でしたが、最近は選ぶ金融機関さんによって金利はまちまちです。最長35年のお付き合いとなりますので、慎重に選ぶ必要があります。

 

住宅ローンの金利には、3年とか5年10年35年など返済期間中の金利が一定の固定金利型、半年ごとに金利を見直す（返済額は5年間変わりません）変動金利型があります。それぞれの特徴は固定タイプは金利が高めですが、今後金利が上昇しても契約期間内の返済額は変わりません。一方変動型は当初の金利は低く抑えられていますが、金利上昇で返済額が上がるリスクがあります。

 

ミックス型は住宅ローンご契約者が複数の異なる金利タイプの商品を組む方法のことを言い、それぞれのお借入額はご契約者が決めることができます。Ｍ銀行さんでの2021年度に契約した住宅ローン件数の20％がミックス型だったそうです。

 

ミックス型の最大の強みは家計の状況などに応じてご契約内容を調整できる点があります。住宅ローン返済中の選択肢としては、たとえば一部繰り上げ返済（100万円などまとまったお金を返済に回す方法）をする場合、金利上昇時なら変動タイプを先に返済していくことをお勧めします。金利上昇があまり見込まれない場合はその逆で固定型から繰り上げる方法があります。

 

ご夫婦共稼ぎ世帯の場合はペアローンなど、お借り入れや返済方法は多岐にわたります。住宅ローンに精通している当社営業マンにお気軽にご相談ください。