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題名:よくがんばりました。
著者:喜多川 泰さん
発行:株式会社サンマーク出版
価格:1,500円+税
喜多川泰さんは1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内に止まらず、現在は多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されています。執筆活動だけではなく全国各地での講演やセミナーも開催。出会った人の人生を変える講師として人気を博しています。
私の大好きな作家さんで、過去に何度かセミナーにも参加し、感動して帰ってきました。今まで出版されてきた書籍はほとんど読破していますが、どの本も素晴らしい内容で、小説なんですが究極の「自己啓発本」となっています。
今回の小説は「父と子」の話です。そして家族について書かれていた一節が特に印象に残りました。「迷惑をかけあうのが家族」という言葉です。一瞬「おやっ?」と思いましたが、「人様に迷惑をかけないように」言われと育ってきましたが、「人様」とは「世間様」つまり「他者」に対して気づかいができる人になって欲しいということであって、家族には迷惑をかけるのは当たり前だし、子どもが親にそんな気を使う必要なないということです。だからと言って迷惑をかけていいというわけではありません。「家族に迷惑が掛からないように」という生き方をしていると、言いようのない疲労感に襲われることがある。そんな考えで生きている人もいると分かるだけで少しは気が楽になると書かれていました。
喜多川泰さんの小説は読了後、とてもすがすがしい気持ちにさせてくれます。是非、お勧めします。