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題 名:荒ぶるタックルマンの青春ノート-石塚武生のラグビー道
著 者:松瀬 学さん
発行所:論創社
価 格:1,600円+税
国学院久我山高校、早稲田大学、リコー、伊勢丹、それぞれのチームでラグビーに打ち込んだ石塚武生さん。彼が残した青春ノートを中心に石塚さんのラグビー人生をまとめた一冊です。私は高校時代の3年間だけではありますが、ラグビー部に所属していました。石塚さんは大学や社会人でキャプテンを務め、日本代表として27試合も出場しています。そしてなんと石塚さんは狛江で育ち、狛江第一小学校、狛江第一中学校の出身なんです。私たちの年代でラグビーをやっていれば雲の上の存在の石塚さん。
特に石塚さんのタックルは記憶に残っています。170センチで75キロ、フォワードのポジションとしては決して大きな体型ではありませんでしたが、「タックルマン」と異名をとるほどの切れ味抜群のタックルをしていた選手でした。
〈これまでトライの華やかさにあこがれていた自分が今度は、痛い思いをしてボールを生かすことに喜びを感じるようになった。仲間のためにボールを生かして、そして自分が仲間に生かされて、そうやって本当の信頼が生まれるのだろう〉この一言が石塚さんのお人柄やラグビーを端的に表現しています。私はラグビーは多様性と自己犠牲のスポーツだと思っています。
石塚さんは2009年8月、57歳の若さで亡くなってしまいました。ご葬儀は狛江の泉龍寺別院で執り行われましたが、過去の日本代表の選手やラグビー関係者の方が、とても大勢参列に来られていたのを覚えています。
とても元気の出る一冊です。お勧めします!