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題 名:外国語には訳せないうつくしい日本の言葉
著 者:デュランれい子さん
発行所:株式会社あさ出版
価 格:1,300円+税
著者のデュランれい子さんは1942年生まれ。文化学院を卒業後、博報堂に入社。76年にスウェーデン人と結婚し、
スウェーデン、オランダ、ブラジルなどに住み執筆活動をされています。海外にお住まいなので、とても日本語
には思い入れがあるようです。
日本語には英語に置き換えられない素晴らしい言葉がたくさんあります。「いただきます」「おかえりなさい」
「行って参ります」「行ってらっしゃい」「ごめんください」「よろしくお願いします」などなど。
本書を読んで一番感銘を受けた箇所は、〈おてんとうさま〉という言葉です。「おてんとうさまが見ているよ」
「おてんとうさまが知っているから」こんな言葉が出てくる国は、とても幸せな国だと思います。〈おてんとう
さま〉は太陽を敬い親しんで使う言葉です。〈おてんとうさま〉太陽に手を合わせる国はそうそうないらしいん
です。
「おてんとうさまが見ている」つまり、良いことも悪いことも見られている、どんなことにも手を抜かない仕事
をするということです。日本の会社の社訓や社是で「見えないところも手を抜かない」という言葉を入れた企業
がたくさんあるそうです。まさに日本の企業らしいと思いました。
アマゾンの評価では賛否がはっきり分かれていましたが、私はとても素晴らしい書籍だと感じました。日本語を
使う国に生まれて本当に良かったです。エルトゥールル号とトルコとのお話なども分かりやすく書かれています。
是非お勧めしたい一冊です。