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題 名:独断 宗次流 商いの基本
著 者:宗次德二さん
発行所:株式会社プレジデント社
価 格:1,600円+税
著者の宗次德二さんは1948年石川県生まれ。74年喫茶店開業。78年にカレーハウスCoCo壱番屋さんの創業者の方
です。20年前に役員を退任され、07年にクラシック音楽専用ホールをオープンし、代表に就任されています。
宗次さんは決して恵まれた環境で育ったわけではありません。私生児として生まれ施設に預けられ3歳の時に引取ら
れたものの、商売をしていた養父が夜逃げ同然で家を明渡し、その後養母も家を出て行ってしまったそうです。その
ような環境でも一度も自分が不幸だと思ったことが無いと本書には書かれていました。
とにかく仕事一途、経営一筋の人生を送られている方です。本書を読んで腑に落ちた言葉は「頑張れば1~2年で
手が届きそうな目標を立て、それを有言実行で達成し、また次の目標を立てて達成する」。これを何度も繰り
返すことによって、夢は現実のものになります。「誰もが出来ることを、誰もが出来ないほど続ける」。そう
すれば奇跡が起き、必ず夢は叶う。「経営者に必要なものは能力よりも『感謝の姿勢』である」。経営者は
情熱を燃やして誰よりも働かなくてはならない。
この3つの言葉が特に響きました。高すぎる目標を立てても諦めがちですが、手が届きそうな目標ならやる気
がわいてきますし、継続は力なりです。あのイチローさんも「小さなことを積み重ねることが、とんでもない
ところへ行くただ一つの道」と言っています。
本書は経営者の方はもちろん、部下のいる上司の方、お子さんがいる親御さん、これから大人になる方にも
おすすめの一冊です。