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題 名:小田急電鉄 スゴすぎ謎学
著 者:小佐野カゲトシさん
発行所:河出書房新社
価 格:680円+税
狛江市民の方には欠かせない電車「小田急電鉄」。その小田急線の謎学を分かりやすく、そして興味深く書かれて
いる一冊です。「謎学」というタイトルのとおり、本書はダイヤの分析や車両技術の歴史などの専門書ではなく、
著者がこれまで小田急線を利用するなかで気づいたり、見聞きしたりした、ちょっとした謎や意外な歴史を集めた
一冊に仕上がっています。どうして展望室があるロマンスカーと無い車両が存在するのか? 狛江市も協力した
構想50年の大プロジェクト「複々線化」の歴史、小田急多摩線と京王相模原線のライバル関係のゆくえなど。
特に我々狛江市民にとっては「千代田線や多摩線へは『喜多見で乗り換え』だったかもしれなかった」という
内容にびっくりしました。多摩線の乗り入れは喜多見駅発着ということは子どもの頃、父から聞かされたこと
がありましたが、千代田線のことは初めて知りました。喜多見駅方面より世田谷通りの地下を通って、原宿~
永田町~日暮里~松戸の計画があったそうです。かなり興味深い内容でした。
また狛江駅の発車メロディは狛江市の歌である「水と緑のまち」を採用していますが、これはかなり異色なん
だそうです。通常は登戸駅のドラえもんや海老名駅や本厚木駅のいきものがかりさんのような有名な曲を採用
しますが、市町村の歌を採用しているのは沿線では狛江だけだそうです。
一部の電車マニアさんでなくても楽しめる、お勧めの一冊です。