狛江の地で63年営業しています。小田急線、狛江市、調布市近辺の不動産の売買・賃貸の事なら、狛江の地を知り尽くした藤田不動産株式会社にお任せ下さい。
9月9日は父の命日でした。2000年に他界しましたので今年で20年、あっという間でした。ちょうど
定休日でしたので、四ツ谷の菩提寺まで行って来ました。2000年の冬から体の異常を訴えていて、
病院に行って検査をしていただいたのですが原因がわかりませんでした。5月に病院を変えたら
肺がんの一種と診断を受け、4か月で旅立ってしまいました。
私は小田急不動産を退職後、父とは4年ほど一緒に仕事をしていましたが、私は営業しかしており
ませんでした。父にはがんの告知をしておりませんでしたので、お見舞いに行くたびに経営のこ
とや経理のことを最低限の範囲で聞いていました。頭の回転の早い父のことですから、自分が
どんな病気にかかっているのかは想像できたはずです。
小さな会社ですが、父が亡くなってからはかなり大変でした。それでも父や私の友達が気にかけて
くださり、良く会社に顔を出してくれました。父の親友のIさんは市役所に行く途中、わざわざ
自転車を停めて弊社のドアを開け、「藤田君、大丈夫か? 頑張ってるか?」といつも大きな声で
励ましてくださいました。そのIさんも数年前に他界されてしまいました。きっとあちらの世界で
父と楽しくお酒でも酌み交わしていると思います。
墓前では、最近の会社や仕事のこと、子ども達のこと、兄や妹のこと、地域のことなどを報告して
きました。先日も兄と二人でお酒を飲んで楽しい時間を過ごしてきたことも話してきました。お墓
参りに行くといつも「ホッ」とした気持ちになります。これからも見守って欲しいと伝え、お寺を
後にしました。