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題 名:101人の、泣いて、笑って、たった
一言物語。世の中捨てたもんじゃない!
著 者:志賀内泰弘さん
発行所:株式会社ごま書房新社
価 格:1,300円(税別)
著者の志賀内泰弘さんは、思いやりでいっぱいの世の中をつくろうと、思わず人に話し
たくなる感動的な「いい話」を探しまわり、その数は数千におよぶそうです。
本書は、志賀内さんが過去に集めた人から言われた「たった一言」を31,904編も集め、
その中から厳選された101のお話が書かれています。
電車に乗ろうと駅の切符売り場で、目の前に目の不自由なお年寄りがいて切符を買えず
困っていたときの出来事。中学生くらいの少年が「お手伝いさせてもらえませんか?」
と話しかけているのを見てビックリしたこと。「お手伝いしましょうか?」と言うのが
当たり前のような気がしますが、「お手伝いさせてもらえませんか?」と少年からお願
いしているのです。お年寄りはにっこりほほ笑んで「ありがとう」と切符を買ってもらっ
ていたそうです。気にせず通り過ぎる人が多いと思いますが、とても素晴らしい言葉です。
社会科見学で鹿児島の知覧にある「特攻平和会館」に行った話も良かったです。戦争の
怖さ、平和の尊さを学び、戦争で家族などが亡くなって「おかえり」の言葉も聞けない
のに、家に帰るとお母さんが「おかえり」と言ってくれる、この何気ない一言を聞いて
幸せだと感じること。
志賀内さんの書籍はいつも心が温かくなり、とてもほっこりとします。今回の新刊もと
ても素晴らしい内容でした。101ものいい話が満載です。是非、お勧めしたい一冊です。