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国土交通省は3月18日、2020年の公示地価(1月1日時点の地価)を発表し、その内容が新聞に
掲載されました。住宅地、商業地、工業地などを含む全用途の全国平均値は1.4%上昇しました。
5年連続の上昇で、前回の上昇幅である1.2%から拡大されています。
東京都内全体の対前年比では4.3%上昇し7年連続して値上がりしました。特に23区では6.3%
も上昇し、下落地点はありませんでした。多摩地域に目を向けると平均1.1%上昇したものの、
下落地点も112地点もあったようです。
狛江地区の住宅地では対前年比で2.0%上昇となっていました。しかしながら昨年10月に発生
した台風19号の影響から多摩川に近い地点では横ばいとなっています。今まで狛江市内では
さほど地域差はありませんでしたが、これからはある程度差が出てくるような気がします。
今回の地価はコロナウィルスの影響は受けておりませんが、今後は感染拡大によっては、
株価下落、外国人の入国激減など経済への悪影響が地下に波及する恐れを強く感じます。
浴槽や洗面台、便器などの建築資材は中国からの輸入に頼っている側面が強く、商品が揃わ
ない状況がすでに起きています。新築一戸建も本来は一階と二階にトイレがある間取りでも、
当面は1階のみに便器を設置して二階のトイレは数か月後という笑えないような事態になって
きているようです。あくまで私見ですが、今後地価は下がってくると推測しています。
弊社では1990年からの公示地価をデータ化しています。過去には一年でなんと10%も上昇
したり、21%も下落したりしています。地価の下落に一喜一憂することなく、長い目で狛江の
土地を見守っていきたいと思います。