早めのスタートが早めのゴール

先月もお伝えさせていただきましたが、ご自宅をご購入の際、ほとんどの方が住宅ローンを

ご利用されます。

 

2017年度民間住宅ローン実態調査を見ると、住宅ローンを組んだという調査対象者の年代別

割合は、20代が14.8％、30代が51.8％、40代が25.5％、50代が7.9％となっています。全国

平均ですので首都圏や狛江市などの割合とは異なりますが、ここのところ「平成生まれ」の

お客様が不動産を購入されるケースが増えてきています。

 

低金利時代の今、早めのスタート、早めのゴールをお勧めします。私が不動産業界に入った

ころは金利も高く、なるべく自己資金を増やして、住宅ローンは少なくするケースが多かった

のですが、最近では優遇金利を活用すれば0％台の金利、自己資金を増やすよりは100％融資を

受けてもお買いになる方法をお勧めします(もちろん例外もあります)。

 

例えば30歳の時に35年返済の住宅ローンを組み、一部繰上げ返済を行っていけば60歳くらい

までで完済する方法もあります。この場合、定年までには住宅ローンの返済が終わります。

そして早く購入することにより、賃貸に住む期間が短くできるので家賃負担が少なくて済み

ます。そして年齢を重ねてから住宅ローンを組む場合、病気のリスクが上昇し団体生命保険

に加入できず、そもそも住宅ローンをお借りすることができなくなる場合もあります。

 

また住宅ローン控除が利用できる物件であれば住宅借入金の年末残高の1％が所得より控除

されるのも魅力です。制度が変わる可能性もありますので、やはり早めのスタートをお勧め

します。もちろん無理のない資金計画を立てるのは言うまでもありません。