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題 名:ノーサイド・ゲーム
著 者:池井戸潤さん
発行所:ダイヤモンド社
価 格:1,600円(税別)
基本、ベストセラー作家さんの書籍は読まないのですが、今回だけは特別です。池井戸潤さんの
最新作「ノーサイド・ゲーム」をお勧めします。
大手自動車メーカーのエリート社員だった君嶋は、とある大型買収案件に異を唱えた結果、工場の
総務部長に左遷させられ、同社ラグビー部のゼネラルマネージャーを兼務することになる。かつて
の強豪チームも、今は成績不振に喘ぎ鳴かず飛ばずで巨額の赤字を垂れ流していた。ラグビーに
関して何の知識も経験もないズブの素人である君嶋がお荷物社会人ラグビーチームの再建に挑む
(本書の帯より)。
私は高校時代の3年間、ラグビー部に在籍していましたので本書に一気に引き込まれ、402ページ
にも及ぶ長編小説ですが、寝る間も惜しんで二日で読了しました。特に「一人はみんなのために、
みんなは一人のために」「ノーサイド」の精神が大好きです。試合中は敵味方に分かれ勝利を
目指しますが、試合が終われば敵味方なく相手を称えあうラグビーというスポーツが大好きです。
先月からテレビドラマとしても放映されています。君嶋役は大泉洋さん。大泉さんはしゃべりも
一流ですが、素晴らしい演技で引き込まれます。元日本代表の広瀬さんなどラグビー経験者も
多数出演されています。9月に開催されるラグビーワールドカップ日本大会に向けて盛り上がる
ドラマです。書籍もドラマもどちらもお勧めします。決戦前のビデオメッセージやノーサイド
間際の攻防など涙があふれる一冊です。