狛江の地で63年営業しています。小田急線、狛江市、調布市近辺の不動産の売買・賃貸の事なら、狛江の地を知り尽くした藤田不動産株式会社にお任せ下さい。
昨日は父の日でした。母の日に比べてマイナーですので、家に帰るまで忘れていました。私の父は19年前の
2000年9月に他界しました。69歳でした。母が厳しかったせいか、父にはほとんど叱られた記憶がありません。
うまくバランスの取れた両親でした。「もっと勉強しろ」とか言われたこともなく、父の口ぐせは私が子どもの
頃は「友達を大切にしなさい」と言われ、大人になってからは「頼まれたらなるべくお引受けしなさい」の
二つくらいでした。人のせいにしてはバチが当たりますが、「勉強しろ」と言われていたらもう少しまともだった
かもしれません(^^;
私は大学卒業後、小田急不動産でお世話になり、不動産のイロハを教わりました。その頃はすでに祖父から跡を
継いだ父が藤田不動産を経営しておりました。30歳になった頃、藤田不動産に入社し父が亡くまるまで6年ほど
一緒に仕事をすることができました。サラリーマンの世界ではありえないことですが、父とは一緒に仕事をし
自営業について様々なことを教わりました。
父は誰かにいろんな地域のお役を頼まれていました。その都度父は「ありがとうございます。私でよろしければ
お引き受けいたします」と言い続け、まるで断ることを知らないように人付き合いをしていました。当時、そんな
父を見ていた私は「無理しないでお断りすればいいのに」と思っていました。
父が亡くなり会社の代表をするようになって、私も地域の方から様々なお話をいただくようになりました。
やっぱり血は争えません。私も「ありがとうございます。お引き受けいたします」と父と同じセリフを言って
います。でもそのおかげで仕事以外でかなり忙しくなっていますが、仕事だけしていたら知り合うことができない
ような様々な業界の方と、年齢を問わずお付き合いさせていただくことができています。父の教えを守ってきて
本当に良かったです。今では父の生前はあまり二人で呑みにくことがなかったことが悔やまれますが、一時間で
いいので父に逢えたらお酒を呑みながら仕事のこと、子ども達のこと、地域活動のことなどを語り合いたいです。
いずれ天国に行ったときに報告ができるようもっともっと頑張らないと(^^)