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題名:ディズニーの現場力
著者:大住 力さん
発行:株式会社かんき出版
価格:1,300円+税
大住 力さんの書籍です。セミナーを受講してとても感動しました。会場で書籍の販売を
していましたので本書を購入し、読ませていただきましたが、研修内容と同様にとても
感動する一冊です。
東日本大震災のとき、ぬいぐるみを配った話は有名ですが、当然ながらそれにはしっかりと
したマニュアルがあるとのことでした。
1.目をふさぐ
2.足をしばる
3.手をしばる
4.口をふさぐ
このように書くとビックリしますが、「目をふさぐ」とはキャストがゲストに対して大きな
声で「安全な場所だから大丈夫」と言って注目させる。「足をしばる」とはゲストを座らせて、
一斉に走り出すのを防ぐ。「手をしばる」は、ぬいぐるみやクッションを渡して抱えてもらい
安心感を与え、手を使って勝手な行動をするのを規制する。「口をふさぐ」は食べ物や飲み物
を提供し、更なる安心感を与え、落ち着かせる。
ここまでで1時間、その間に対策本部を立ち上げ、パーク内の情報を収集、ゲストの誘導方法を
検討し実践する。ゲストにぬいぐるみを配ったキャストは個人の判断ではなく、マニュアルに
従ってやるべきことを行っていたのだそうです。
そして大切なことは、原点に戻ること。自分がどんな気持ちで働き始めたか、初めて仕事に
手ごたえを感じ時はどんな時だったか、今までで一番嬉しかったのはどんな瞬間だったか。
いずれかの地点に必ず、仕事の原点や喜びの源があるはずと書かれていました。是非お勧めします!