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題名:君たちはどう生きるか
著者:吉野源三郎さん
発行:株式会社岩波書店
価格:970円+税
今、中高生に読んで欲しい本№1だそうです。読後の感想はまさにその通りでした。私は今でこそ
読書は大好きで趣味といえますが、中学生の頃は軟式テニス、高校三年間はラグビー部に在籍し、
読書をした記憶はあまりありません。あの多感な時期にこの本に出合っていたら別の人生を歩んで
いたかもしれません。現在18歳、浪人をしている息子にすぐに勧めました。受験勉強も大切ですが、
彼にはこの本を読んでもらいたいと心から思いました。私はよく子どもたちに本を勧めますが、
必ず自分が読んでからお勧めできる書籍を渡しています。
とても感動して、続けざまに二回読みました。上級生とのけんかのシーン、コペル君の家に同級生
がお見舞いに来るシーン、今思い出してもウルウルしてしまいます。私が一番感動した場面です。
コペル君と叔父さんの関係も素敵だと思います。コペル君が困っているときなど、いつも的確な
アドバイスをしています。お父さんが亡くなったコペル君にはお父さん代わりの人がこの叔父さん
です。私も息子には魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるようにしていますが、なかなか
うまくいきません。つい出過ぎてしまうことが多く反省しています。ここぞというタイミングで
母親には出来ないことをするのが親父の役目だと思います。
男同士の友情や道徳が詰まった一冊です。中高生の皆さん、中高生のお子様を持つ親御さんには
特にお勧めします。池上彰さん、齋藤孝さん、宮崎駿監督も絶賛しています。これからの季節、
夏休みにじっくり読んでみてはいかがでしょうか?