他人の「何気ない一言」に助けられました

題　名：他人の「何気ない一言」に助けられました

著　者：大手小町編集部さん

発行所：中央公論新社

価　格：600円＋税

 

読売新聞さんが運営する女性向けサイトに「発言小町」という掲示板があります。2010年の春、

そこに「他人の何気ない一言に助けられた」というトピックが立ちました。投稿された「一言」

の数々は大きな感動を呼び、その年でもっとも心に残ったトピックとして「ベストトピ賞」に

選ばれ、翌年には一冊の単行本にまとめられ、その後手軽刊行された文庫本をご紹介します。

 

私の心にグサッと来た一言をご紹介ます。

 

同じ場所をぐるぐるまわり、一ミリも成長してないと悩んでいたら、知人に言われました。

「人生は螺旋階段」。同じところをまわっているようで、見える景色は変わらなくても、

ほんのすこしだけ上に進んでいる。

 

新入社員だった二十数年も前のこと。学ぶべきことが多すぎて、どの知識も中途半端。

自信を失っていた私は、同期に「すべてにおいて力不足で情けない」と愚痴を言いました。

そうしたら同期は「何でもできる必要はない。何か得意なものをひとつ見つければいい」

と言ってくれたのです。

 

ブッタガヤで、日本寺の住職様に聞いた。「なぜ生きるのですか？」「幸せになるためです」。

 

こんな素敵な一言が詰まっている一冊です。「恋愛・結婚」「仕事」「家族」「出産・育児」

「健康・体」などの内容について書かれていますので、やや女性向の一冊ですが、もちろん

男性も感動すると思います（私は感動しました）。このような本が本棚にあるといざという

ときに絶対役に立つはずです。お勧めします。